ピン出し加工
2013.03.25
ピン出し加工は従来プレス部品に軸カシメしていた部品を絞り及び冷間鍛造加工を駆使して順送金型により一体化する加工技術です。特徴は様々な形状のピンが出せます。またピンの数が多ければ多いほどコストメリットが大きくなります。そして軸垂はカシメより良く、カシメ強度は板金と一体化しているので全く問題ありません。
ストレート軸のピン出し


最適条件であればピン高さは材厚の10倍まで出せます。ピン径はΦ0.6~Φ6まで実績があります。
SPCE,EGC-E,SUS304,SUS430,A1050
ピン外径:Φ1.2、Φ2.6
ピン高さ:4.3、3.1
段付きピン


一体ピンの径を途中から変えた段付きピン形状が可能。
一体ピンの加工も上下両方に出すことができます。
ピン径:(一段目)Φ5、(二段目)Φ3
ピン高さ:7.2
溝付きピン


Eリング、ポリワッシャー、モールドetc.
止め用溝付きピン出し加工
ピン外径:Φ2.5
ピン高さ:6.5
異形状ピン


プレス加工でピン形状を作るので、丸形状だけではなくピン形状は自由にできます。
絞り高さ:10.5
絞り幅:20×5